演劇研究会はちの巣座の部員である鶴彰洋さん(海事・3年)が、青空シアター第一回発表会「LESSON」(作・演出、秋桜天丸)と題し、3月3日から7日にかけて深江キャンパス講堂で観客参加型の1人芝居を行った。7日17時半からの最終公演には、予約した約20名の観客が集まり、鶴さんと一緒に演劇を作り上げた。【3月7日 神戸大NEWS NET=UNN】
本公演は、企画から演出にいたるまで、鶴さんが単独で行ったもの。学校の教室に見立てたステージに観客を「生徒」として座らせ、自身は個性的な各教科の先生や同じ学校の生徒など、計6役を演じる形式をとった。鶴さんによると、大筋のシナリオは考えていたが、細かい立ち回りは観客の反応を見て臨機応変に変えていたそうだ。
はちの巣座で行う公演と異なり、演出で迷った時に相談できる相手がいないことが、最も苦労した点だったという。また鶴さんは、観客参加型の形式について「公演前から、どのくらいのリアクションがあるかずっと不安だった」と、普段よりも強烈に芝居へ影響する観客の反応について話した。最終日までの公演の中には、思いもよらない反応をする観客もおり、芝居が気おされてしまう時もあったそうだ。全公演の終了後「大変だったけど、楽しかったです」と、鶴さんはほっとした表情を浮かべた。
劇に参加した男性は「度胸もすごいけど、企画力も評価できる。たった1人でこれを作り上げたのは素晴らしい」と、鶴さんの新しい試みを絶賛した。
「青空シアター」の第二回発表会は3月25日、26日に平生セミナーハウスにて開催される。詳しくはhttp://aozoratheater.web.fc2.com/まで。
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