次回への成長も期待 凌美会展

神戸大美術部凌美会の定期展覧会 「凌美会展」が、3月1日から6日にかけて、神戸・元町みなせ画廊で開催された。展覧会には部員13名が制作した、22作品が出展された。【3月6日 神戸大NEWS NET=UNN】

凌美会展は、凌美会が行う展覧会の中で、唯一単独で学外の場所を借りて行う年1回限りの展覧会。部の名前がそのまま展覧会の名前に使用されるのもこの時だけだという。展示された作品は、ボールペン画から発泡スチロールの立体作品まで多岐にわたる。中でも部長の島田賢二さん(海事・2年)は、アクリル絵の具で力強く描いた「とびきり愉快な逃避行」など、部員中最多の4作品を出展した。

部員の吉村由多加さん(理・1年)は、ボールペン、アクリル、水彩と全く違った作風の3作品を出展。中でも、ボールペン画の「グラン・ギニョール」は、より絵が複雑化して見えるよう、いつもに増して書き込みに力を入れたという。「想像力にもう少し身をゆだねられるようになれば」と、次回の展覧会への思いを話した。

また、副部長の吉田真海さん(文・2年)は「一瞬を生きる」とコメントを添えた「閃」など、計2作品を出展。「いつもより細かい作品を描いた。特に「閃」は色をきれいに出すために1番頑張った」と、作品を振り返った。一方で、51人が所属するなか、13人しか作品を出展できなかったことに対し「部員にもう少し頑張って活動に取り組んでもらいたいし、もっと多くの人に作品を見てもらいたい」と、今後の活動の課題を話した。

毎年この展覧会に訪れているという女性も「毎年1回の展覧会だから、2、3年生がもう少し作品をださないと。頑張ってほしい」と部員を激励した。

※この記事に書いたものの、HPに掲載できなかった作品は、NEWSNETの公式Facebookに掲載しております。そちらもぜひご覧ください。(アカウント「神大 報道」で検索)

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