関西大学ラクロスファイナル3決勝、神戸大-京都大が11月13日、大阪長居第2陸上競技場で行われた。試合は終始京大がペースを握る展開に。神戸大は第4Qで2点を追加し必死にくらいつくも、10-3という大差で負けを喫した。【11月30日 神戸大NEWS NET=UNN】
試合終了の笛が響くと、選手たちはグラウンドに手をついて悔しんだ。走り続けてきた1年間。昨年2年ぶりに1部昇格を決めた上り調子のチームは、1年足らずで決勝で戦えるほどに成長した。しかし王者の壁は、そう簡単には崩せなかった。MF青木は「関西でも勝つことは難しいと実感した」と唇を噛んだ。
試合開始1分、一瞬のすきをつかれ京大に先制を許す。その後も京大ペースで試合が進み、なかなかボールを奪うことができない。そんな中、第1Q終了間際でMF青木が無人のゴールにロングシュートを決める。「先制されたから、流れを作りたいと思った」と青木。しかし直後にミドルシュートを決められ3-1で第1Qを終える。第2Q、第3Qとも0点で抑えられ、迎えた第4Q。開始早々、MF木田のシュートを皮切りに神戸大がボールを奪う場面が多くなる。しかし守りの堅い京大を前に、1点を奪うことができない。残り8分の場面でMF青木がミドルシュートを決め10-3としたところで、試合が終了した。
京大とは定期戦などで何度も顔を合わせてきた。「キーマンをどうやって止めようかということを考えていた」と話すように、分析はしっかりしてきたはずだった。「分かってても抑えられなかった」(北島ヘッドコーチ)。力の差を痛感した試合だった。
それでも今季リーグを振り返れば、「目標の一つであったプレーオフ出場を達成できた」と吉田。2002年から関西リーグ5連覇を達成した9年前の黄金時代から、古豪復活に向けて大きな岐路に立っていることは確かである。吉田は「来年は関西を制覇してほしい」と、後輩に向けてメッセージを送った。
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