準優勝も「悔しさ9割」(元主将・広部)  全国国公立大学日本拳法選手権 男子団体

9月25日、神戸大学海事科学部体育館(神戸市)で第43回全国国公立日本拳法選手権大会が行われた。男子団体戦では大阪市立大が勢い留まらず10連覇を達成し、優勝した。女子個人戦では武田友里(発達4)、佐々木里菜(発達2)らが健闘し、神戸大が1位2位を独占した。【10月12日 神戸大NEWS NET=UNN】

「悔しい!俺の人選ミス!」大阪市立大との決勝戦の後、男子主将の井上(海事3)は嘆いた。男子団体戦は5人メンバーによる対試合(段級順不同)で2分間3本勝負。誰が、どういう順で戦うかは、各大学それぞれ策略を練り、試合直前に発表する。

決勝戦3人目を終え、2-1と大市大のリードでむかえた4人目、神戸大藤井(経営3)が寝技でストレート負けすると、その瞬間、神戸大の優勝が消えた。「相手の人選戦略がうわてだった」と話す井上。元主将の広部(海事4)は「さみしい、終わってしまった」と優勝が見えていた分、悔しさを隠しきれない様子だった。

準優勝と初の快挙を成し遂げたことに対して井上は、「(自分が部を)めっちゃひっぱって、それにみんなついてきてくれたし、神大は最初弱かったけど、だんだん強くなってる」と練習の成果が見えた試合になった。そして「今度こそ連覇とめたい」と来年の抱負を語ってくれた。優勝までの道のりは着々と近づいている。

一方、4年目にして優勝を手にした武田は、まず一言目に「やっとですよ!」と安堵を交えた表情で口にした。それもそのはず。1年時は3位、3年時は準優勝と今まで優勝を逃してきたからだ。決勝戦では日頃から練習を共にしている後輩、佐々木との勝負となり、1-0で勝利した。 「(後輩が決勝戦に残るまで)がんばってきてくれたし、後輩と戦えるのはすごく嬉しかった」と武田は言う。

女子部員が少なく、練習も厳しい中、積み重なった努力が結果として表れた。「本大会で先輩と戦えるのは最後だから絶対当たりかった」という佐々木の思いも通じ、今大会で得たものは大きいにちがいない。

【お詫びと訂正】「全国国立大学日本拳法選手権」と表記しておりましたが、正しくは「全国国公立大学日本拳法選手権」でした。関係者にご迷惑をおかけしましたことを深くお詫びし、訂正させていただきます。

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