関西フットサルリーグ第5節、神戸大-SWHが7月10日、生駒市市民体育館(奈良県)で行われた。2-2で迎えた後半12分、守備の要であるG湯浅(工・3年)がけがで退場。神戸大はそれから立て続けに3失点し、2-5で敗れた。【7月17日 神戸大NEWS NET=UNN】?
悲劇は後半12分に起こった。守備の要である湯浅が相手と接触し、左目の上から流血。やむなく退場してしまったのだ。同11分に、P渡部(工・3年)がキーパーをかわして無人のゴールに転がし、2-2の同点に追いついた直後だった。この退場で、それまでできあがっていたいい流れは音を立てて崩れた。?
代わりのキーパーには、フィールドプレイヤーのP津組(工・4年)が緊急に入った。普段キーパーとしての練習はほとんどしていない。神戸大はラインを上げて相手をゴールに近づけまいと奮闘するが、慣れないプレーに、同14分、17分、19分と立て続けに3失点。2ー5で敗れた。?
前半は1-2で終えたが、何度もカウンターでチャンスをつくっていい雰囲気が漂っていた。試合後、主将のB松本(経営・4年)は「認めたくないが、あれがでかい。でも相手を攻めても仕方ない。あれは事故。運がなかった」と湯浅の退場を嘆いた。「(試合中断中に)あそこできらしたら湯浅に申し訳ないとベンチで話していた」と松本。神戸大は一丸となって湯浅の分をカバーしようとしたが、守護神が抜けた穴は大きかった。?
毎年メンバーが入れ替わる学生チームにとって、湯浅のように実力のあるキーパーは貴重だ。津組は緊急事態のための控えのキーパーとして登録されているが、あくまでフィールドプレイヤーだ。「湯浅は替えがきかない重要な存在」と松本。固い守備からのカウンターを基本戦術とする神戸大にとって特にその存在は大きかったようだ。神戸大は現在1勝3敗で11チーム中8位。
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