生協学生委員会が12日午後5時30分から、学生会館6階大ホールで発展途上国支援チャリティーイベント「Put Smiles」を行う。混声合唱アポロン、ブルーグラス、軽音楽部JAZZ、発達科学部表現学科の有志がライブをするほか、発案者の渡邉裕貴さん(国文・2年)らが発展途上国の問題についての思いを語る。国際協力や発展途上国について考えるきっかけとなることが開催の狙い。参加費は500円で、収益は学生国際協力団体クレドを通してカンボジアへ送られる。【7月8日 神戸大NEWS NET=UNN】?
もともと中学生のころにオーストラリアへホームステイするなど、海外へ感心のあった渡邉さん。国際文化学部で授業を受けるうち発展途上国の問題について「ほっといていいものではない。何かできることはないのか」という思いを強めていた。そこで、今年の初めに、生協学生委員会でチャリティーイベント開催を提案した。?
ところが3月に、東日本大震災が起こった。社会の風潮は被災地支援一色に。そんな中で、発展途上国支援のイベントを開催することに疑問を投げかける人もいた。しかし、渡邉さんは意思を変えなかった。「人の命の大切さに差異はない。カンボジアなどでは今も地雷や貧困に苦しむ人がいる。東北に社会の目が向いている今こそ、海外にも目を向けられるようにしたい」。渡邉さんの本気に周囲は説得された。?
「(発展途上国について)考えたことのない、またはぼんやりとしか考えたことのないような人にとって、考える階段を1段上がるきっかけになってほしい。楽しんでもらった上で、少しでも思いが伝われば」。渡邉さんの思いが12日、学生会館でかたちになる。
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