いったんは絶版になっていた『阪神大震災ノート~語り継ぎたい。命の尊さ』が4月15日に、学びリンク株式会社から復刊される。神戸大の学生の遺族の手記や、当時の神戸の様子が掲載されており、教育関係者や中高生らに読み継がれてきた。新版は、神戸や淡路の震災関連施設についての記述や、阪神淡路大震災後の社会の動きなどの記述が約10ページ増補されている。【4月9日 神戸大NEWS NET=UNN】?
同書は1999年に初版が一橋出版から刊行。2003年に増補版が出版され、中高生の総合学習や神戸への修学旅行のサブテキストとして読まれ、6刷を重ねた。しかし2009年5月に同社は自己破産。同書も絶版となっていた。?
校了直前の3月11日には、東日本大震災が発生。著者の住田功一さんは、「再び私たちの国を襲った震災で、多くの命が失われたことに著者、編集スタッフとも、深い悲しみと無力さを感じています」と、読者交流のホームページ(http://home.kobe-u.com/top/newsnet/sinsai/book/book.html)にコメントを掲載している。
また、学びリンク編集部は、最終ページの自社広告を東日本大震災の写真に差し替えたという。?
学びリンク社刊行『新版 阪神淡路大震災ノート~語り継ぎたい。命の尊さ』、定価は1000円(税別)。?
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