平成23年度神戸大入学式が4月6日、神戸市中央区のポートアイランドホール(ワールド記念ホール)で行われた。学部生・大学院生合わせて計4561人が新神戸大生としての春を迎えた。【4月6日 神戸大NEWS NET=UNN】
春らしい陽気の中、ビラを持った在学生に囲まれながら新入生らはぞくぞくと会場に集まった。式は予定通り午前10時から開始。冒頭では、3月11日に起きた東日本大地震の犠牲者を悼み、全員で黙とうが行われた。
福田秀樹学長は式辞で、先月の卒業式同様、神戸大の国際性と総合性について言及。北京やブリュッセルでのオフィス開設や、海外の大学との学術交流協定によるグローバルな関係を軸に、他国との関係を深めることを強調した。最後に「自主性と創造性、そして常にチャレンジする行動力を身につけてほしい」と新入生らを激励した。
また、式後には神戸大文学部OGで昨年文化勲章を受けた脇田晴子さん (石川県立歴史博物館館長) の公演も行われた。「人間みな平等―人種・男女・貧富・身分」をテーマに、自身の学生生活を振り返りながら、男女が互いに尊重しながら交流していくことの大切さを呼び掛けた。
医学部に入学した男子学生は、「会場の規模の大きさにはびっくりした。これからは、勉強、部活ともに充実した毎日にしたい」と新しい大学生活に向けて意気込んだ。
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