美味しく学ぶフェアトレード 「PEPUP」、初のカフェ開催

神戸大生が中心となって運営する国際協力NGO「PEPUP」が、18日と19日、神戸市中央区の賀川記念館でフェアトレード(公正貿易)の商品を使ったカフェ「PEP UP Cafe あったカフェ~世界の輪を広げよう~」を開いた。賀川記念館の職員やフェアトレードに関わる学生など多くの人が訪れ、カレーのランチセットや、マンゴージンジャーなどを味わった。【2月25日 神戸大NEWS NET=UNN】?

 フェアトレードは、「公平な貿易」と訳され、先進国の買い手が途上国の生産者から適正な価格で商品を直接買いつける活動。「PEPUP」は発達科学部の太田和宏准教授を代表に、学生が主体となって運営され、主にフェアトレード事業を行っている。カフェを取り仕切った草原健太さん(経済・4年)はフェアトレードについて、「買うことでも、提供することでも、国際問題や貧困について考えられるツール」だと話す。?

 「PEPUP」は学習会や出張セミナーなどは行ってきたが、カフェというかたちでフェアトレードを発信するのはじめて。学生の地域活性を支援する神戸大のアクションプランから「PEPUP」に助成金がおり、「普段の活動をいかした地域活性を」(PEPUP事務局長・國光智子さん)と、カフェの開催に至った。?

 運営はすべてメンバーで行った。「飲食店のアルバイトさえ未経験の者が多く、戸惑いも多かった」と、國光智子さん(経済・3年)は話す。年明けから毎週、今回会場として借りた天国屋カフェに通い、カフェの仕事を学んだという。メニューの考案もメンバーで行った。フェアトレードの商品を中心に据えたメニューを、試行錯誤。1つの料理に2人が別々にレシピを用意し、それぞれ食べ比べてメニューを決定した。?

 ケーキセット(400円)などを食べた足立楓さんと森継吏恵さん(ともに大阪教育大・1年)は「美味しかった」と口を揃える。彼女らはフェアトレード事業を行う国際協力サークル「EST」に所属。「フェアトレードの商品を使っているのに、この安さはすごい」と、「PEPUP」のカフェに太鼓判を押した。?

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