第37回硬式野球部神京戦が7月10日、六甲台グラウンドで行われた。神戸大は4-4の4回、後藤(経営・4年)、村田(発達・4年)の適時打で3点を奪って京大を突き放すと、6回にも2点を加え、9-4で勝利。6連覇を飾った。最優秀選手には後藤が選出された。対戦成績は20勝16敗1分け。【7月12日 神戸大NEWS NET=UNN】?
3安打で勝利に大きく貢献した後藤は、充実した表情で話した。「調子自体が上がったわけじゃない。基礎的な力が上がってきた結果」。?
屈辱の2部降格から1ヵ月余り。チームは変革のときを迎えつつある。選手の意識を変えるため、練習は一層厳しさを増した。リーグ戦で不調だった打撃面を改善するため、徹底した素振り練習を導入。1日で1500本振り込むこともめずらしくはない。守備練習も、ミスをした選手が成功するまでは終わらない。投手陣にも連日の投げ込みと走りこみを要求している。「限界を超えるというか、壁を突き破る内容を求めている」と中村監督。リーグ戦での失敗の原因を「なにもかも徹底できなかった」と分析した指揮官は、もはや妥協を許さない姿勢だ。?
そのかいあってか、この日は打線が好調。序盤から次々と安打が飛び出し、9得点を挙げた。後藤は「スイングが速くなって、ボールがよく見えるようになった」と素振りの成果が表れたことを強調した。?
「限界までやったんだという自信が重要」と話す石浜主将(発達・4年)はここまでのチームの雰囲気に満足している様子。「レギュラーが白紙で、全員フラットな状態になったことで、控えだった選手の目の色が変わってきている。そういった選手が結果を出していって、試合に出てる選手の刺激にもなれば」。徐々にだが確実に良い方向へ向かいつつある神戸大。秋に向け、新たな一歩を踏み出した。
●第37回硬式野球部神京戦(7月10日・六甲台グラウンド)
京 大 010 300 000=4
神戸大 202 302 00X=9
【京 大】●安土、平井、山敷-新実
【神戸大】井上、○白木原、樋口、赤木-石浜、田中祐
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