産廃と戦った島・豊島での実践塾 参加者募集始まる

神戸大都市安全研究センター学生ボランティア支援室主催の「地域に根差し人に学ぶ実践塾」が今年も行われる。今年度のテーマの1つ、「香川県・豊島 産廃との住民25年戦争に学ぶ」に参加する学生の募集が6月18日、始まった(実習は8月20日から23日)。定員は15人。期限は7月8日午後5時まで。問い合わせ・詳細は学生ボランティア支援室(svs@port.kobe-u.ac.jp)へ。【6月19日 神戸大NEWS NET=UNN】?

 高度経済成長期、産業廃棄物処理業者によって50万トンを超える産廃が持ち込まれた豊島。1990年に兵庫県警の摘発によって明らかになったこの事件は豊島事件と呼ばれ、産廃政策の環境に与える影響を国が見直すきっかけとなった。?

 実習では、25年にもわたり産廃の撤去を求めて闘い続けた島民や報道関係者らの話を聞いたり、不法投棄現場を見学したりする。レモン農家との交流なども企画されており、豊島の多様な側面を知ることができるプログラムとなっている。?

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