神戸大生協は2月28日、基幹システムの変更に伴い、Tuoカードの食堂ポイント制度を廃止した。現在貯まっているポイントは9月30日までに手続きを行えば、食堂で使える値引き券と交換することができる。【3月27日 神戸NEWS NET=UNN】?
ポイントの引き換えは生協ホームページ(http://www.kucoop.jp/)のポイント確認画面から申請し、5営業日以内に指定した生協店舗に組合員証を持っていけば可能。1ポイントにつき1円で、50円単位の値引き券と交換することができる。値引き券の利用は食堂のみで、購買などでは利用できない。?
今回の制度廃止の背景には、生協の基幹システムを全国仕様のものに移行したことがある。これまでは、神戸地域の大学で統一されたシステムを使用していたため、クレジット式のTuoカードにポイントを貯めることができた。しかし、神戸地域の他大学生協が次々と全国の大学生協統一システムに移行していった流れを受け、昨年11月に神戸大生協でもシステムの変更を決定。新システムでは、PiTaPa(ピタパ)のようなプリペイド式のカードにポイントを貯めることはできるものの、クレジット式のポイントには対応できない。Tuoポイント制度を継続するには、基幹システムとは別の新たなシステムを構築する必要があるが、そのためには莫大な費用がかかるため、制度を一時打ち切ることにした。?
今後は、2年前から推進してきたPiTaPaの使用を新入生に全面的に呼び掛けていくという。ただ、ポイント制度の廃止によってTuoカードを大学内で使用するメリットの一つがなくなる。生協では、食堂のミールクーポンをIC化する、教科書や書籍でポイントがつくようにするなど、来年以降の対応を模索中だという。ある生協職員は「生協としても研究する1年となる。どんな仕組みが一番いいのか考えていく」と話した。
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