神戸大演劇部自由劇場の卒業記念公演「GOOGOOMUCHO!!」が2月26日から3月1日まで、国文キャンパスD300大講義室(シアター300)で行われた。最終日となった1日には多くの人が訪れ、4年生の学生生活最後の演技に見入っていた。【3月2日 神戸大NEWS NET=UNN】
4年間の有終の美を飾るカーテンコール。4年生18人は晴れ晴れとした姿で会場からの盛大な拍手に応えた。「むちゃむちゃいい仲間に囲まれた」と衣笠梨代さん(発達・4年)。
劇の舞台は多種多様なトラブルが頻発する世界一ついてない街トラブルタウン。そんなトラブルタウンでは最近、年に一度開催されるイケメンコンテストの入賞者が消えていた。事件の背後に浮かび上がる謎の人物ムーディー、そして人々からフェロモンを集めて回る少女ルーシーとは何者なのか?トラブルタウンNo.1のイケメン何でも屋カルロスが事件解決へ向け動き出す。
演出を担当した野口聡子さん(文・4年)が「テンションをあげて、最後なんで全員で楽しめるよう意識した」と話すように、部員らはコミカルな演技で観客を楽しませた。また同時に気迫が伝わる熱の入った演技で、観客を劇の中に引き込んだ。
練習を始めたのは1月中旬。準備期間は普段より短かったが、これまでの経験と4年生の仲の良さで完成させた。「一番楽しい練習だった。お互いにどうやろうかというのがわかっていた」と元部長の山本大哉(経済・4年)さん。
ほとんど全員が演劇初心者だったが、お互いにこの4年間は切磋琢磨し合った日々だった。しかし、演劇の練習は長く、忙しくてしんどい事も。「途中でやめようと思ったこともあった」と野口さん。それでも同回生の励ましがあった。「励ましがなかったら続けてこれていなかったかも」。そして、最高の仲間とともに千秋楽を迎えた。
カーテンコールでは涙が光った山本さんは「あっというまだった。同回生が一番、本当に楽しかった」と4年間を振り返った。
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