神戸大学混声合唱団エルデの第46回定期演奏会が12月13日、いたみホールで行われた。合唱だけではなく劇を交えた企画ステージもあり、盛りだくさんの内容で訪れた観客を楽しませた。【12月14日 神戸大NEWS NET=UNN】?
第1ステージでは、7月に行ったジョイントコンサートでも演奏した混声合唱曲集「光と風を連れて」を副指揮者、釜田啓樹さん(発達・3年)の指揮で演奏。「人と自然」を描いた詩の持つメッセージを、歌を通して観客へと訴えかけた。
第2ステージは毎年、脚本、演出、劇中歌などを全て団員で作り上げる企画ステージとなっている。今年は「劇団大地~坊ちゃんとりかちゃんとときどき主人公~」と題し、「役者を夢見て劇団に入ったのに理想に近づけない主人公が、様々なハプニングや困難をきっかけに素晴らしい『舞台』を作り上げていく物語」を上演。個性豊かな役を、29人の1年生がコミカルに演じた。?
定演の最後を飾る第3ステージでは、「四季折々の詩」に曲をつけた無伴奏混声合唱組曲「星の美しい村」を披露した。正指揮者の石田崇さん(工・4年)の指揮により、それぞれの詩の風景が浮かび上がるような情感あふれる演奏で観客を魅了。終曲の「純銀もざいく」を演奏した後、客席から大きな拍手が沸き起こった。アンコールでは卒団する4年生が最前列に並び、今のメンバーで歌える最後の1曲を、涙を交えながらも歌い上げた。?
演奏会を終えて、部長の和久昌弘さん(法・3年)は「やりきった。悔いはありません」と笑顔を見せた。「インフルエンザの影響で危なかったこともあったが、なんとか大きな活動休止もなくここまで来れた。後輩の皆にはこの演奏会で味わった達成感や感動を忘れず、頑張っていってほしい」と次のエルデを担う団員へ思いを託した。
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