関西学生バスケットボール選手権男子2部リーグの第5節の1回戦と2回戦、神戸大-大体大が10月4、5日、近大体育館で行われた。神戸大は2部リーグ首位を走る大体大に79-54、101-51で2連敗。開幕から10試合を終えたが未だ勝ち星を得られず、リーグ全日程終了後に3部Aリーグとの入れ替え戦に進むことが濃厚となった。【10月8日 神戸大NEWS NET=UNN】
これで10連敗。神戸大はこのリーグ戦、まだ勝利の味を一度も味わえていない。?
9月の開幕当初から藪脇コーチが掲げてきた目標は「簡単なシュートを打たせない」、「単純にやるべきことをやる」というごくシンプルなバスケット。しかし先の関西学生選手権で4チームがベスト8入りするなど、例年以上に強豪ぞろいの今年の2部リーグ。試合経験の少ない神戸大は、思うようなプレーができずに敗退を繰り返す。龍谷大との最下位対決にも敗れた。勝利を目指す以前に、「今までは1Q目で(大差をつけられ)勝負がついていた」。?
しかしこの第5節、1回戦は21-19、2回戦は16-15と、神戸大は、第1Qでわずかながらリードを奪う。どちらの試合も、途中で逆転されながら、第3Qを終えた時点でも二ケタ前半の点差内とくらいついた。相手は関西学生選手権で準優勝を果たした近大をおさえ、2部リーグ首位を走る大体大。結果だけをみればどちらも完敗だが、これまでの神戸大の試合と比べれば違いは明らかだ。「(序盤は)簡単なシュートをさせなかった」とコーチ。試合を通して最後まで継続とはいかなかったが、プレーの質は確実に向上をみせている。?
キャプテンのPF中西(工・4年)はミドルレンジ、ゴール下、3Pシュートをバランスよく沈め、ひとりで23得点をあげる活躍。「攻められるように少しずつなってきた」。チームを引っ張る意地をみせた。?
残りは4試合、焦点は「どこまで成長して入れ替え戦にのぞめるか」(藪脇コーチ)。2部の壁には打ちのめされた。しかし、一発勝負の入れ替え戦、勝てば2部残留は叶う。追い込まれた神戸大は、最後の瞬間まで成長をあきらめない。
●2009年度関西学生バスケットボール男子2部リーグ 第5節1回戦(10月4日・近大体育館)
神戸大 54 21-19 79 大体大
8-16
15-22
10-22
第5節2回戦(10月5日・近大体育館)
神戸大 51 16-15 101 大体大
15-29
15-23
5-34
《訂正》見出しとリード文中で神戸大が「入れ替え戦に進むことが濃厚」としていましたが、神戸大が残り4試合を全勝し6位の大経大が全敗して勝ち点4で並んだ場合でも、直接対決に敗れている神戸大は規定により7位にまわるため、第5節終了の時点で神戸大の最終順位7位以下と入れ替え戦出場は既に決定しておりました。お詫びして訂正いたします。(10月10日・神戸大ニュースネット委員会編集室)?INDEXに戻る。?
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