神戸大附属図書館から古書を盗んだとして、兵庫県警灘署は9月8日、大阪市東成区大今里、無職神沢頼重容疑者(52)を窃盗の疑いで逮捕した。【9月9日 神戸大NEWS NET=UNN】?
報道によると、神沢容疑者は昨年11月下旬から12月上旬に、神戸大附属図書館海事科学分館から、1931(昭和6)年発行の「港灣圖誌(こうわんずし)」を盗んだ疑い。同書が大阪の古書店によってインターネット上で販売されていることを、神戸大の職員が見つけて県警に通報。兵庫県警灘署が販売経路を調べ、古書店に持ちこんだ神沢容疑者を特定した。神沢容疑者は「他にも盗んだ」と供述しており、同署は関連を調べる。
神戸大広報は、神戸大附属図書館では昨年末から半年間で無くなった蔵書は約250冊、被害額は同図書館の推計で約450万円にのぼる、としている。
今年4月に蔵書がなくなっていることが判明。被害を調査しながら、5月から数回にわたって警察に被害届を出していた。?
今回被害にあった海事科学分館では、蔵書の盗難が判明した6月上旬から、江戸時代の和装本は鍵付きのロッカーに入れ、学外者は書庫に入れない、などの対策をとっている。今後、館内に防犯カメラを設置する可能性もあるという。
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