アカペラサークル「ガーナ・ガーナ」の3年生バンド「おてん」が、フジテレビの特別番組企画「青春アカペラ甲子園 全国ハモネプリーグ2009夏」に出場する。本番に向けて練習に励む「おてん」のメンバーに話を聞いた。【8月14日 神戸大NEWS NET=UNN】?
「普通にびっくりしました。これでいいのか、うちらでいいのかって」。本選出場を決めたときの気持ちを、バンドマスターの山口佳子さん(発達・3年)はこう振り返る。8月末にバンド活動を休止することを決めていた。その記念として、アカペラ好きな学生らが目指す「ハモネプ」のオーディションに参加。「軽いノリだった」が、昭和のスナックを意識した衣装と振り付けを絡めながら、「2億4千万の瞳」を演奏。審査員らを終始笑いの渦に巻き込んだ。結果の発表後に、番組のディレクターから「(出場した)700組の中で1番の発見」と言われたという。?
「おてん」が結成されたのは今からちょうど2年前。山口さんと松井理紗さん(理・3年)が組み、「懐メロ」を中心に歌うバンドを結成しようという話に。そこから、残りの4人が次々に加わった。初めのうちはかわいらしさを押し出したパフォーマンスを行っていたが、試行錯誤を繰り返す間に昭和やバブルをイメージしたバンドへと変化。昨夏のライブでは初めて「男と女のラブゲーム」を演奏し、観客からは「こんなん見たことない」という声も挙がった。?
現在は、「ハモネプ」本選に向けて「3年目の浮気」を練習中だ。衣装はオーディションのときと同じもの。女性陣のカラフルなドレスと、メンバーの皆川卓也さん(経営・3年)が「本当に80年代に売ってた服を探してきた」という男性陣のジャケットは、日本中が活気に満ちあふれていたバブル期と「おてん」の楽しげな雰囲気にぴったり。「優勝ではなく、インパクトを残したい。『際物』の私たちの、独特な世界を楽しんでください」と山口さん。「ハモネプ」本選の模様は、9月1日の午後7時から、フジテレビ系列(一部地域を除く)で放送される。詳細は「フジテレビ On Demand」(http://fod.fujitv.co.jp/FOD/hamonep8.asp)で。
●「おてん」(敬称略)
コーラス:山口佳子、松井理紗
リード:馬場千尋(保健・3年)、皆川卓也
ベース:篠原正隆(工・3年)
ボイスパーカッション:春風卓(法・3年)
結成2年目。昭和に流行した歌を中心に演奏。レパートリーは「木綿のハンカチーフ」、「待つわ」、「2億4千万の瞳」など。現在は「ハモネプ」に向けて「3年目の浮気」を練習中。?
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