軽音楽部JAZZの野外ライブ「水無月ストリート2009」が6月14日、神戸ハーバーランド中突堤西緑地で行われた。31組のバンドによる演奏に、道行く人らは足を止めて聞き入っていた。【6月15日 神戸大NEWS NET=UNN】
朝から始まったライブは夕方、日が傾く時間まで続いた。ラストを飾る「KOBE MUSSOC JSZZ ORCHESTRA」が演奏を終えると、老若男女、たくさんの観客から惜しみない拍手が送られた。
「水無月ストリート」は軽音楽部JAZZが毎年6月に行う定期ライブ。梅雨の季節であるため、雨で中止となることが多いが、この日は初夏の日差しが照りつける晴天。青空のもと、31組のバンドが神戸の海をバックにさわやかな楽曲を披露した。
3年生からの指名でこのライブの実行委員になったという中谷峻さん(工・2年)は「外に対する宣伝があまりできてなくて、通りすがりの人が来てくれれば、という感じだったけど、けっこう人が来てくれて、楽しくできた」と話した。
○2年生、ひとり立ちへ
「水無月ストリート2009」で、最初に演奏したのは「Up Swing Jazz Orchestra」。2年生中心のビッグバンドだ。本来なら5月に初ライブを迎えるはずだったが、新型インフルエンザの影響でライブが中止に。そのため、この日が初のお披露目。緊張でテンポが速まったり遅くなったりする場面もあったものの、曲調が異なる4つのナンバーを披露し観客を盛り上げた。バンドマスターの坂下純一さん(海事・2年)は、「テンションが上がってて勢いでやっちゃうかな、と思ったけど、みんな落ち着いていた。スムーズに進んでよかった」と笑顔を見せる。
トレーナーとしてメンバーに加わっていた3、4年生はこのライブを最後に同バンドを抜ける。「同じメンバーでやるのは最後なので、合奏から泣いた子もいて、このライブには力を入れていた。先輩たちが盛り上げてくれて楽しかった」と坂下さん。これからは自分たちが主体。2年生にとっては、新たなスタートのライブとなった。
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