初戦で大経法大に敗退 関西学生バスケットボール選手権

第36回関西学生バスケットボール選手権の2回戦、神戸大-大経法大が4月19日、龍谷大深草キャンパスの体育館で行われた。大きく点差は開かないものの、ほとんどの時間帯で神戸大が後を追う展開の末に、91-69で敗北。シード校として2回戦から臨んだが、初戦で敗退する結果となった。【4月21日 神戸大NEWS NET=UNN】?

 チームとしての方向性の不安定さがはっきりとあらわれた試合だった。立山コーチは「チームの軸が決まらないまま大会に臨んでしまった」と敗因を語る。
第1Q、第2Qは大経法大にリードを奪われながらもついていく展開が続いた。余裕のある形でシュートをうてずに、得点も単発に終わってしまう。ずるずると点差が広がり、第2Q後半には10点差がついた。しかし、流れを掴めないまま迎えた前半の残り3分、初めて神戸大がチャンスを得た。ハイ・ローオフェンスや速攻、個人技などで5点差まで詰め、残り30秒でSF加嶋(経済・4年)が3pシュートを沈める。これで39-37と2点差まで差を縮め、反撃ムードで前半を終えた。

 しかし後半、立ち上がりは良い流れを保ち、一時はリードも奪った神戸大だったが、第3Q終盤からはチームとしてのもろさが浮き彫りになる。練習してきたことが出せるときはあるが「失敗が続くとそれが出せなくなる」(同コーチ)。フリースローを相手チームに何度も与え、パスミスやトラベリング、イリーガルドリブルなどを連発。一度は掴んだ流れを、半ば自滅の様な形で大経法大に奪われた。
 第4Qも大経法大の勢いは止まらず、二度のテクニカルファウルを奪うなど神戸大を圧倒する。二連続の速攻などで次々に得点を重ね勝利を決定づけた。神戸大はオールコートプレスをかけるなど諦めずに食らいつくが、最後は91-69と22点の大差をつけられての敗北に終わった。

 初戦での敗退となってしまった今大会だが、立山コーチは「先行きを悲観はしていない」と話す。身長190センチメートル以上の選手を3人そろえていた昨年のチームとは、まるで違うバスケットが求められる。今回はそれを模索している時期の「転換期のもろさ」(同コーチ)が出てしまった結果の敗北だった。試合後、キャプテンのPF中西(工・4年)は「チーム一丸となって40分戦い抜けるチームを目指す」とこれからを見据えた。始まったばかりの新しい神戸大バスケット、道のりはまだまだ長い。(記者=坂上正人)


●第36回関西学生バスケットボール選手権大会2回戦(4月19日・龍谷大深草キャンパス体育館)
 神戸大 69 15-21 91 摂南大
       22-18
       20-27
       12-25

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