発達科学部の学生が障がい者、舞台芸術家とともに彫刻、版画などの作品展「サーカス?」を10月25日から30日まで、子育て支援施設「のびやかスペースあーち」で行った。カラフルな色彩で日常からかけ離れた異空間が、訪れた人々の関心を集めた。【10月31日 神戸大NEWS NET=UNN】
今回の作品展に関わったのは、神戸大で博物館学の講義を履修する発達科学部生5人。主に作品のレイアウトや来場者へ作品の解説を行った。会場には、小規模通所授産施設「たんぽぽ」に通っている障がい者が作った版画やヒョウのお面、舞台芸術家で版画家でもある脇谷紘さんの作品が並んだ。サーカスのテントをイメージして壁や天井一面に張られた色とりどりの和紙は、脇谷さんによって版画で1枚ずつ丁寧に作られた。神戸大生と障がい者、脇谷さんとの共同製作は今年で5回目。昨年もあーちで行われた「サーカス」展から規模を拡大して行われた。
30日に会場案内を務めた増田典子さん(発達・3年)は「テント(天井を覆っている和紙)張りが大変だった」と製作時の苦労を振り返った。10月21日から4日間、講義の合間を縫って準備を進めた。「(今は)これ作ったんや、という達成感がある。一から空間づくりに携わってたから出てくる感想だと思う」と笑顔を見せた。 子どもを連れて会場に訪れた女性は「テントの中みたい。変わった雰囲気が良かった」と話した。
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