2008年度フットサル学生選手権大会兵庫予選が6月8日、北神戸田園スポーツ公園アリーナで行われた。神戸大からはフォルサ、ゲレイラが参加。注目の神戸大ダービーではフォルサが11-0で勝利し、リーグ1位で兵庫予選突破を決めた。【6月9日 神戸大NEWS NET=UNN】
○ダービー制し、兵庫予選を突破したフォルサ
11-0。それがフォルサとゲレイラの間にある実力差なのか。フォルサが、ゲレイラを完膚無きまでに叩きのめした。
前半から圧倒的にフォルサが攻めたてた。着実にゴールネットを揺らし、あっという間に大量得点差をつける。「結果をちゃんと出せたし、内容もついてきてた」。新主将、A東中(発達・3年)が満足げな表情を見せた。極めつけは18分のP吉田(国文・4年)のゴール。今シーズン、ゲレイラから移籍してきた吉田が、古巣ゴールへシュートを押し込んだ。「いつも以上に気合が入っていたのは正直なところ。自分らしいゴールかな」と笑みを見せた。
後半に入ってもフォルサが「完全に」試合を支配する。圧倒的なボールキープ力と、タテへの組織的な一瞬の速さ。後半も4点を追加、圧勝で兵庫予選突破を決めた。次なる舞台、関西予選への出場権を手に入れた。
フォルサは昨年度同大会決勝トーナメントで、流経大サッカー部に準決勝で敗退を喫している。どの部員も、「サッカー部にフットサルで負けたのが一番悔しかった」と口にする。リベンジへの気持ちが、今大会へのモチベーションを一層熱いものにする。「フットサルの普及振興のためにも、全国制覇したい。というか義務だと思う」(東中)。「全国優勝はあくまでも通過点。だからこそ、次の関西予選で負けるなんて考えられない。サッカー部には絶対負けたくない、フットサルのプライドがある」(吉田)。
いちフットサルプレーヤーとして、そしてフットサル普及振興のため。2つの思いを胸に、フォルサが次は、関西予選に挑む。
○ダービーで惨敗喫したゲレイラ
「予想以上にやられた。日本代表に負けたときと似てる」。主将B阿部(発達・3年)が、言葉をしぼり出した。「自分たちのフットサルを、させてすらもらえなかった」。
全くといって良いほど、何もさせてもらえなかった。今季から兵庫トップリーグに昇格。自信を胸にフォルサに挑んだはずだった。だが、関西リーグチームとの間には、大きな大きな差があった。「前線からのプレッシャーに対応できなかった」。敗因をA藤永(経済・3年)が分析する。ジリジリとDFラインが下がり、ボールを奪われ、シュートの嵐を浴びた。「点が取れる気がしなかった」。主将がポツリと話した。
来週15日にはトップリーグ(Div.2)が開幕する。いつまでも肩を落としていられない。「これを教訓に、次につなげるしかない」。主将が気丈に意気込みを語った。
●2008年度フットサル学生選手権兵庫予選(6月8日・北神戸田園スポーツ公園アリーナ)
<第1試合>
神戸大ゲレイラ 8 5-1 2 関学プルミエール
3-1
<第2試合>
神戸大フォルサ 13-2 関学プルミエール
<第3試合>
神戸大フォルサ 11 7-0 0 神戸大ゲレイラ
4-0
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