男子第58回西日本学生バスケットボール選手権大会準々決勝、神戸大-愛知学泉大が5月30日に大阪府立体育館で行われた。昨年、関西学生1部リーグで11位だった神戸大は東海王者に対して善戦するも、65-76で敗北。ベスト8で大会を終えた。【5月30日 神戸大NEWS NET=UNN】
55年ぶりの4強はならなかった。残り5秒、PF西田(国文・4年)のシュートはゴール手前で失速し、ボールは愛知学泉大の手に渡った。試合終了のブザーが鳴り、うつむく選手たち。スポーツ推薦枠を持たない国立大の快進撃は終わった。
チームの大黒柱であるC蔵田(経済・4年)を就職活動の面接で欠く中、優勝候補と対等に戦い抜いての敗北。同大会で34年ぶりのベスト8という結果に、「十分満足の一言です」と松宮監督は選手たちを讃えた。
他の4人がディフェンスの壁となりフリーの選手を作り出す、スクリーンプレイに対応できず、第3Qに10点を離された。それでも、第4Q序盤にはSG藪脇(工・4年) の3点シュートとPF蘆田(国文・4年)のミドルシュートで一時は5点差まで追い上げた。だが、「蔵田がいない分、フルで出場しなければならなくてスタミナ切れした」と西田。最後はファウルの連続だった。フリースローを次々と決められ、力尽きた。
G堀江(理・4年)は「今までの相手と違って守りが堅かった。最後は逆転する力はなかった」と厳しい表情。西田は「ここまで来たらもう少し上に行きたかった。決して勝てない相手ではなかった」と悔しさをにじませた。
これからは、秋のリーグ戦で勝ち抜き、12月に行われる全日本学生選手権大会(インカレ)に出場することが目標となる。「1部リーグでやっていける手ごたえはつかんだ」と松宮監督。今年のチームが史上最強の神戸大であることは間違いない。西日本に続き、今度は全国の舞台でも旋風を巻き起こして見せる。
●男子第58回西日本学生バスケットボール選手権大会準々決勝(5月30日・大阪府立体育館)
神戸大 65 19-22 76 愛知学泉大
14-15
12-18
20-21
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