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- 学長「減災行っていく」 神戸大で献花式
神戸大は1月17日正午、六甲台キャンパスの兵庫県南部地震神戸大学犠牲者慰霊碑前で献花式を行った。式には野上智行・神戸大学長や遺族らの他に、現役学生も参列し、犠牲者を追悼した。【1月17日 神戸大NEWS NET=UNN】
正午過ぎ、慰霊碑を前に参列者は黙とうした後、献花を行い、犠牲者の冥福を祈った。
阪神・淡路大震災から13年。野上学長が学長に就任して今年で7年になる。「亡くなった方々は本当に無念だと思う。今頃家庭を持っていたのかもしれないのに」と野上学長は震災で犠牲となった学生らの早すぎた死を悔やんだ。
震災は野上学長にも大きな影響を与えた。当時、野上学長は発達科学部に勤務していた。教え子が住んでいた下宿先が地震の被害を受けたが、教え子は偶然別の場所にいたため免れた。もしも、下宿先にいれば「圧死は免れなかっただろう」と振り返る。そのような厳しい状況を体験してから、災害による被害を最小限に抑える「減災」の意識をより強く持つようになったという。
神戸大が犠牲者に対して行えること。それは、「減災に関する取り組みを行っていき、神戸大が様々な研究にチャレンジし、発展すること」と野上学長は話した。
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