神戸大自由劇場による秋冬連続公演の第1弾「あずみ」(原作:小山ゆう、演出:大草俊人)が11月20日から11月24日にかけて、六甲台講堂で上演されている。【11月22日 神戸大NEWS NET=UNN】
慶長5年。関ヶ原の戦いで天下は徳川のものに。だが豊臣家には秀吉の血を継いだ2代目将軍秀頼がいる。家康は豊臣家を滅ぼすため、戦で親を亡くした子供たちを刺客として大阪に送る。刺客の1人である主人公あずみは、心の葛藤を抱えながらも目の前の敵に立ち向かっていく。
「あずみ」は小山ゆうの人気コミックで、女優・上戸彩さんが映画で主演したことでも有名。今回の公演は原作にとらわれず、自由劇場オリジナルな部分を多数取り入れており、秀頼の登場シーンでは観客の笑いを誘っていた。「今回は客層を広げたかった」と演出を手がけた大草俊人さん(経営・4年)。秋冬連続公演で部員を2チームに割り振り、「2つに別れて、いい意味でライバル意識が生まれた。スタッフと役者を兼任して、とてもやりがいがあった。(5日間で観客数)800人が目標です」と話した。
主役のあずみを演じた伊藤美友さん(発達・2年)は「(あずみの)純粋なところを気をつけた」と10月から取り組んだ練習で注意した部分を話した。また、伊藤さんの友人で、公演を見に来ていた女子学生(発達・2)は「演劇を見て初めて涙を流した」と熱演を称えた。
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