ROOKS4年ぶり関西制覇 関西1位で東西王座へ

関西学生女子タッチフットボール秋季リーグ最終節、神戸大ROOKS-武庫川女大GeNTLe BReeZeの試合が10月28日に聖和大グラウンドで行われた。全勝同士の戦いをROOKSが26-13で制し、4年ぶりのリーグ制覇を達成した。【10月28日 神戸大NEWS NET=UNN】

  勝ったほうがリーグ優勝の大一番。すでに東西王座出場を決めている両チームだが、ROOKSにとって武庫川女大は過去に敗れ続けたライバル。東西王座の組み合わせ(関西1位が関東2位と対戦。反対も同様)以上に、「関西制覇」をかけた絶対に負けられない戦いとなった。

 試合は第1Qから動き始める。「王者」武庫川女大がバラエティーに富んだ攻撃で得点を重ねれば、梅原(発達・2年)をケガで欠くROOKSも、高田(理)、村田(発達)にこの戦いから復帰した中勝(医)を加えた4年生トリオをパス攻撃の中心とし負けじとTDを奪う。
 13-13で迎えた第2Q終盤。相手のミスで得たチャンスで、QB佐野(発達・2年)が「とっておき」のラン中央突破を選択。このプレーで執念のTDを決めたROOKSが待望のリードを奪い、前半を終える。

 後半に入ると再び始まった武庫川女大の猛攻に、ROOKSはなかなか陣地を回復できない。それでも第3Q開始3分、佐野のロングパスを村田が鮮やかなダイビングキャッチでTD。TFPも獲得しついに13点差。武庫川女大を追い詰める。
 第4Q、攻めるしかない武庫川女大の攻撃を主将の阿部(発達・3年)がインターセプトで防ぐ。残りは3分。湧き上がるベンチ。優勝が見えてきた。

Photo ついに試合終了の合図。過去涙を飲み続けたROOKSがついに武庫川女大に勝利し、4年ぶり関西王者の座を手にする瞬間となった。
 優勝カップ、賞状を手にしたチーム。大会を通してチームの柱となり続けた高田がMVPを獲得し、村田、阿部が優秀選手に選出された。2ヶ月にわたるリーグ戦を追え、選手たちは喜びと安堵の表情を見せた。

 それでもROOKSの戦いはまだ終わっていない。この先に待ち受けるのは11月23日、東西王座の舞台。優勝してさくらボウルの出場権を手にするために、昨年この戦いを制した「王者」武庫川女大と再び対戦する可能性は十分にある。今度は「王者」が目の色を変えてくるだけに、厳しい戦いとなることは避けられない。
 いよいよクライマックス。東西王座がさくらボウルの前章となるのか、それとも今年のエピローグとなるのか。最高の雰囲気で迎える残り1ヶ月。ここが勝負の分かれ目となる。

●関西学生女子タッチフットボールリーグ(10月28日・聖和大グラウンド)
神 戸 大 6 13 7 0=26
武庫川女大 7 6 0 0=13

○優勝後コメント

Photo▽今岡コーチ
 「チームが一体感をもてた結果。勝敗を分けたのは反則なので向こうの自滅、という感じ。東西王座で勝って初めてリベンジとなる。(これからの1ヶ月)当たり前のことをやるだけ」
▽G高田(リーグ最優秀選手に選出)
 「リーグを通してチームが変わっていった。これから自信を持って戦う。さくらボウルでも最優秀選手になりたい」
▽WR中勝(今節から復帰)
 「勝てたことはすごくうれしい。試合に出ていない時期もあったが、チームを信頼していたので不安はなかった。チームの目標はさくらボウルに出場して優勝すること」
▽QB佐野(勝ち越しTD)
 「あのプレーはとっておき。今日はチャレンジャーとして思い切ってやろうと。それでも正直(武庫川女大に勝った)実感がない。今日の勝ちを自信にして、日本一になりたい」

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