近畿学生野球秋季リーグ第1節2回戦、神戸大-大教大が8月31日に南港中央野球場で行われた。初戦に続き、延長までもつれ込む投手戦となったが、10回に兼元主将(経営・4年)の中前適時打で1-0のサヨナラ勝ち。先発の安井(経営・3年)も嬉しいリーグ戦初完封で、勝ち点1を奪取した。【8月31日 神戸大NEWS NET=UNN】
安定感抜群の投球で、一度も3塁を踏ませることはなかった。「体もキレててだいぶ調子良くて、キレもコントロールも良かった」(安井)。
二日連続の投手戦。味方の援護がないまま、試合は延長に突入した。長いイニングを投げたことのない安井にとって、延長戦は未知の領域だった。だが、「力で押すとこは押せて、かわすところはかわせた」と安井。状態の良さが、自然と気持ちを強気に変えていった。
この夏、神戸大は徹底的に走り込みを行った。スタミナに課題があった安井だが、その成果は試合中にはっきりと表れた。「だいぶ(スタミナが)もちました」(安井)。10回を投げても球威は衰えなかった。そして、その裏の攻撃だ。二死2塁から兼元主将が中前へサヨナラ打を決めた。
「めっちゃ嬉しかったです」(安井)。
今年の春季リーグで急成長し、齊藤(発達・4年)との先発2枚看板を確立させた左腕。10回を3安打に抑え、めでたいリーグ戦初完封を達成した。これには、「来年からはエースですから」と中村監督もニンマリ。
開幕2連勝を飾り、好調な神戸大。次には、2強の一角である阪南大戦が控えている。ここ近年、勝ち点を奪ったことがない相手だが、中村監督は「十分苦しめられる」と不敵な笑みを浮かべる。大教大には雪辱した。さあ、今度は阪南大の番だ。(記者=濱田直毅)
●近畿学生野球秋季リーグ第1節2回戦(8月31日・南港中央野球場)
大教大 000 000 000 0=0
神戸大 000 000 000 1=1
【大教大】●北岡-中野
【神戸大】○安井-河嶋
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