硬式野球部OP戦、神戸大-京都学園大が8月4日に京都学園大グラウンドで行われた。神戸大は先発の安井が2点本塁打などを喫し、2-5で敗れた。【8月4日 神戸大NEWS NET=UNN】
ヘルメットを叩きつけ、鬼の形相で一塁塁審を睨みつけた。練習試合といえども、負けることは許されない。兼元主将(経営・4年)が吼えた。
問題の場面は、7回だった。北野(発達・3年)の適時打で3点差につめ、二死2、3塁。打席に入った兼元の打球は二塁ゴロとなった。だが、相手の二塁手が処理にもたつき、一塁へ送球。打者走者の兼元も走り込み、微妙な判定となった。セーフかアウトか。結果はアウトの判定に。「あれは明らか誤審。誤審されると試合もしまらないんで」。兼元はとっさに一塁塁審に何かを叫び、怒りをぶつけたが、判定は覆らなかった。
「セーフなら2点差ツーアウト1、2塁で4番だったのに」。優勝を目指すチームに負け癖をつけさせたくない。それが主将の思いだった。
秋季リーグ戦開幕まで、すでに1ヶ月をきった。兼元主将を中心に、エース齊藤(発達・4年)、外野手の松本(工・4年)と藤田(発達・4年)など、これまでチームを支えてきた4年生にとっては現役最後のリーグ戦だ。「4年生は最後なんで、どうしても下の学年とは懸ける思いが違う」と兼元主将は話す。
奈産大と阪南大。この夏、私立大の2強に勝つために例年よりも練習での走り込みの量を増やした。オープン戦も重なり、疲労がピークにきているのは事実。それでも、「練習試合も練習の一環。疲労は言い訳にならない」と兼元主将。妥協はしない。リーグ戦でも主将の背中がチームを鼓舞する。
●神戸大硬式野球部OP戦(8月4日・京都学園大グラウンド)
神 戸 大 000 001 100=2
京都学園大 104 000 000=5
【神戸大】安井、福井、成徳-河嶋
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