海事科学部の学園祭「深江祭」が5月26、27日、神戸大深江キャンパスで行われた。各部活や芸人によるステージや練習船の試乗会などが行われ、会場は家族連れなど多くの客でにぎわった。【5月28日 神戸大NEWS NET=UNN】?
第4回の今年のテーマは「蒼海」(そうかい)。深江祭実行委員長の八木優さん(海事・3年)は、海について学ぶ海事科学部を一般の人達にも広く知ってもらおうというコンセプトで、海を全面に押し出すテーマに決まったと話した。深江祭が広々とした海のように広がっていけばという思いもあるという。
深江祭は海事科学部の特徴を全面に押し出したイベントに力を入れている。練習船の試乗会や研究室の紹介などを通して、海事に関して興味を持ってもらうことが目的。シュミレータを使って船の操縦を疑似体験できる研究室も公開され、来場者が海事科学部生から説明を受けながらシュミレータを体験する姿が見られた。
試乗会では小型船やヨットなどの乗船体験が行われた。特に子どもに人気があるという練習船「深江丸」の試乗会は27日に3回行われ、家族連れなど多くの客が訪れた。第1便は約200人が乗船し、約1時間かけて神戸港のクルージングを楽しんだ。深江丸に乗船した男性は「船に乗るのは初めてだが、風が気持ちよく乗り心地もいい。船や神戸港の丁寧な解説があり、とてもに勉強になった」と話した。乗組員として乗船していた女子学生(海事・4年)は「大勢の人に来て頂けてとても嬉しい」と最後の深江祭に対し、感慨深い面持ちで話した。
今年は実行委員会企画を増やし、映画のDVDを流すなど新しい試みも行われた。着ぐるみの使用で子供客にも喜ばれたという。八木さんは「(来年の深江祭は)もっと模擬店を増やして、祭の規模をでかくしたい」と話した。
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