武庫川女大は正月に、社会人王者と戦う全日本王座決定戦「さくらボウル」で2連覇を達成している日本最強のチーム。神戸大は昨年11月に東西大学王座決定戦「プリンセスボウル」で武庫川女大と対戦し、27-32の僅差で敗れている。目標の日本一となるためには打倒・武庫川女大は絶対命題。だが、王者の壁は厚かった。
前半は両チームともに好機でスナップミスが飛び出すも、得点につなげることができず6-7。TFPの差で神戸大は武庫川女大にリードされる。第3Qにも、追加点を許すが、第4Q序盤にQB佐野(発達・2年)がC村田(発達4年)にショートパスを通しTD。1点差に追い上げる。だが、勝負はそこからだった。中盤に武庫川女大にTDを決められ、突き放される。逆転を狙う神戸大はロングパスを試みるも、成功しない。逆に、終盤に武庫川女大にインターセプトリターンTDなど2TDを許し、試合終了を告げる笛が鳴った。
主将の安部(発達・2年)は「ほんとに悔しいです。目標達成ができなかった。いくつかミスがあって、それが全部点数に関わった」。
試合後、選手らは無念の涙を流していた。神戸大は敗れたが、第4Q中盤までは王者と堂々と戦い合う接戦を繰り広げた。「勝てると思った。それほど差がないと感じた」(阿部主将)。これで終わったわけではない。秋には昨年、1TDの差で優勝に手が届きかけたリーグ戦が控えている。「秋へ向けて頑張ろう。何か変えないといけない」(阿部主将)。必ず、この悔し涙を嬉し涙に変えてみせる。
●関西学生女子タッチフットボール春季トーナメント(5月27日・王子スタジアム)
神 戸 大 0 6 0 6 =12
武庫川女大 0 7 6 12=32?
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