第53回関西学生アメリカンフットボール大会、神戸大レイバンズ-近大デビルスが5月13日にエキスポフラッシュフィールドで行われた。神戸大は試合終了間際に勝ち越しのTDを決め、35-28で近大を下した。【5月14日 神戸大NEWS NET=UNN】
勝利の瞬間、歓喜の輪が広がった。神戸大は2部リーグの京産大などに敗れ、2連敗でこの一戦を迎えた。
一進一退の攻防が続いた。だが、第4Q。9分に、この試合3回目の同点とされた直後のキックオフだ。神戸大はWR大園(発達・2年)の67ヤードリターンなどでエンドゾーン付近に近づく。最後はRB竹内(工・4年)がダイブで押し込み決勝TD。
「力づくで飛び込んだ」(竹内)。
昨年、リーグ戦で敗れた近大に雪辱を果たした。
「勝てたことは純粋に喜んでいい」。この勝利に安井ヘッドコーチも笑顔だった。
《大園が攻守に活躍》
この試合、5TDを目指していたという神戸大。見事に目標を達成した背景には大園のビッグプレーがあった。
攻守に奮闘した。「マークがきついのはわかっていた」。昨年、1年生にして関西リーディングレシーバーとなった大園。当然、近大の激しいマークを受けた。だが、「マークされても彼なら捕ってくれるだろう」と安井ヘッドコーチ。その言葉通り、第3QにはQB大原(経済・3年)からのパスを受け、近大ディフェンスを巧みにかわしTDをあげた。
リターナーとしても存在感を示した。キックオフリターンでは計3回で157ヤードを獲得。第4QにはRB竹内の決勝TDにつながる67ヤードのリターンを決めた。
さらに、この試合で大園はディフェンスとしても登場。第4Q中盤に負傷したDB城(発達・2年)に代わり起用され、本人もビックリ。「高校のときはDBもやっていた」というが「まさか今日(DBとして)呼ばれるとは」。DBの練習は1年以上していなかったという。第4Q終盤に自身がマッチアップした近大の選手にTDを決められ、「チームに迷惑をかけた」。だが、その後、インターセプトを決めるなど守備面で近大に雪辱をした。
オフェンス、スペシャルチームにディフェンスでの出場。攻守に活躍した大園は試合後、「しんどかった」と笑顔で話していた。
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