この日の第1試合では武庫川女大が勝利し、すでに決勝進出を決めていた。最大のライバルと戦うために、そして全国大会への道を切り開くために絶対に負けられないこの試合。昨夜からの雨が降りしきる中、ROOKSの春季トーナメントが聖和大との戦いで幕を開けた。
試合は終始神戸大ペースで進んだ。開始早々にミスから2点を献上するも、「(聖和大は)気持ちが強いチームなので、(気持ちで)負けないようにした」と話す西古(発達・2年)の逆転TDを皮切りに、新QB佐野(発達・2年)を中心とした攻撃陣が得点を量産。佐野のランプレーも大いに効果を発揮し、第2Qを終え27-2と早くも大差をつける。
第3Q以降はそれまでのラン中心の攻撃から一転、ショートパスを多用し得点を重ねる。DF陣も高田(理・4年)がインターセプトを連発するなど相手の攻撃を完全に封じ、最後まで自分たちのリズムを崩すことなく45-2で聖和大に大勝。これ以上ない形で初戦を飾り、神戸大が決勝の舞台に駒を進めることになった。
この日は新チーム初めての公式戦。「ドキドキしました」とQB佐野も安堵の様子。今岡コーチも「今の段階でやることはできている」と納得の表情を見せた。
武庫川女大との決勝戦は27日、同じく王子スタジアムで行われる。「どれだけやれるか楽しみ」と佐野。武庫川女大へのリベンジへ、舞台は整った。
●2007春季関西学生女子タッチフットボールトーナメント(5月6日・王子スタジアム)
神戸大 7 20 12 6=45
聖和大 2 0 0 0=2
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。