神戸大は、学内で吹きつけアスベストが検出された個所で除去などの工事を行っている。今年度は4000万円を工事費に充てる。【1月8日 神戸大NEWS NET=UNN】
アスベストの実態調査は昨年、大学が外部の試験機関に依頼して実施した。調査の結果、大学関連施設を含めた19カ所でアスベストが検出された。個所はいずれも天井や壁など。
大学は今年度の工事費として4000万円を投じ、特に安全性が心配される個所でアスベストの除去などの処理を行っている。健康被害の心配が少ない、残りの個所については「安定した状態だが、除去などの対策を講じるまでの間、適切な維持管理を行い、安全性が確認できない場合は使用禁止など適切な処置を行う」(大学ホームページ)としている。
アスベストの濃度測定結果に基づき、順次対策を行う方針だ。施設課によると、全個所の処置が完了するのは来年度9月だという。1月6日現在、来年度のアスベスト対策に充てられる予算は未定。
アスベストは、学生が日常的に利用する教室の一部でも発見されている。大学が対策に乗り出しているとはいえ「教室で見つかるとは思わなかった」(経営・4年)、「(アスベストが)身近で見つかったことにびっくりした。(より多くの学生に知らせるため)掲示板でも頻繁に調査状況を伝えてほしい」(国文・3年)との声がでている。
大学は、試験機関の分析結果や対策方針についてホームページ(http://www.kobe-u.ac.jp/info/departments/facilities/asbestos/index.htm)で公開している。?
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。