アフリカの少女ナニャンゲちゃんの心臓の手術を成功させようと、関西の大学生らが支援して集まった募金が、このほど現地に送金された。現地時間の2月3日には、パスポートも取得。インドへの渡航を待つばかりとなった。【2月5日 神戸大NEWS NET=UNN】
神戸大生、京大生らがよびかけ、昨年6月から募金活動が始まった、「ナニャンゲちゃん募金」。年末には関学生、甲南大生それに首都圏では東外大生らも加わって、街頭募金も行われた。
1月17日に200万円の目標額を達成。31日に現地の金融機関に送金された。
アフリカ・ウガンダの10歳少女ナニャンゲちゃんは先天性の心臓疾患で、大人になるにつれ心臓に負担がかかり、生命に危険が及ぶ。日本では子どもうちの手術が定着している。現地ウガンダには手術できる病院がなく、高度医療が安価で受けられるインドへの渡航手術を勧められていた。
2004年に現地のエイズ遺児のケアハウスでボランティア活動をしていた、神戸大生の北田浩嗣さん(経済・4年)と京大生の渡辺文隆さん(総合人間・4年)がナニャンゲちゃんと交流を深め、翌年の帰国後募金活動を決意。「ナニャンゲ・レジーナちゃんの心臓手術を支援する会」を立ち上げ、活動を始めた。
入金を確認 パスポートも取得
現地の窓口になる、NGO「ASHINAGAウガンダ」のスタッフ、佐藤弘康さんからのメールによると、3日に約1万7840ドルの入金を確認。この日、ナニャンゲちゃんのパスポートも取得できたという。
すでに主治医が、インド・マドラスの病院に手術の申請を出していて、来週以降おおまかな日程が決まる見通しだという。
渡部さんらは、「一人の少女の命が救われていく。そのプロセスを見守っていただきたい」と、ブログでコメントしている。支援する会ブログhttp://nanyangeheartoperation.ameblo.jp/を参照。(記者=須田鉱太郎)?
●参照記事
目標額を達成 ナニャンゲちゃん募金(2005年1月26日付)
ナニャンゲちゃん救え 元町で支援の街頭募金(2005年12月18日付)
18日に元町で募金活動 ナニャンゲちゃんの会(2005年12月12日付)
ナニャンゲちゃん募金 「まだ1割」ご協力を(2005年8月28日付)
心臓病の少女を救え! ナニャンゲちゃん募金開始(2005年6月26日付)
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