NHK大阪放送局の「かんさいニュース1番」(月-金午後6時10分、VHF2チャンネル)の住田、朝山両キャスター。同局史上初めて、神戸大卒コンビが夕方ニュースを担当している。【2月12日 神戸大NEWS NET=UNN】
「NHKの放送史上、夕方のニュースを神戸大卒のコンビが担当するのは初めて」と語るのは、1983年(昭和58年)経営学部卒の住田功一アナ。NHKに入社後は、熊本、鳥取放送局を経て、東京では、「おはよう日本(5、6時台)」や「生活ほっとモーニング」を担当。2001年に大阪に異動で、夕方の「かんさいニュース1番」を担当している。
相棒の朝山くみさんは1999年(平成11年)に経済学部を卒業。東海テレビ(名古屋市)に入社後、土曜午前の報道番組「報道原人」などを担当、幼児向け教養番組「すくすくぽん」のテーマ曲を歌ったことも。2004年にフリーに。同局のリポーターを経て、昨年10月から「かんさいニュース1番」のキャスターになった。
同局ニュースでは初めて?
「NHKのアナウンサーで神戸大卒は、昭和20年代から30年代前半に大阪局に在籍したスポーツアナの先輩と僕の2人だけ」、「神戸大卒の女性とニュースを担当するのは初めてです」という住田さん。NHK大阪のテレビニュースで“キャスター”が登場するのは昭和50年代だから、同局の夕方の顔が神戸大卒のコンビというのは、史上始めてということになる。「いや、おそらくうちの局では、神戸大卒同士でニュースを担当するのは、全国でもなかったでしょう」という。
映画「ゴジラ」の実況アナにあこがれて放送業界をめざしたという住田さんは、大学では経営学部ではマーケティングを専攻。卒論では「広告媒体のなかのCMの特性」がテーマ。民放の営業指向だったのかと思ったら、「本当は記者志望でした」という。「放送現場では、“伝えたい”というハートが大切」という。
難関の名古屋のフジテレビ系準キー局に就職した朝山さんは、経済学部で国際金融を専攻した。「東海テレビでは、アナウンサーとしてだけでなく一社会人として多くのことを学べました」と話す。女子アナ志望者には「面接は誰でも最初は慣れない雰囲気に戸惑うと思うけど、 肝がすわっている人の勝ち!堂々と思うように自分を表現してきてください」とアドバイス。同じ神戸大出身の1年先輩と去年5月に結婚し、新たな気持ちで仕事に臨んでいるという。
「志望者。待ってます」
ところでNHKには、神戸大卒は多いの?という問いに、住田さんは、「僕の世代(1980年代前半)までは少なかった。でも今は、報道番組のディレクターや、人事、技術など各部署にOBがいますね。最近は、記者が多い。学部は、国際文化学部、文学部、自然科学研究科とさまざまです」と答えてくれた。
「神戸大のアナウンサー志望者。待ってるよ」と、住田さんは後輩の誕生を心待ちにしている。 ?
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