近畿学生野球春季リーグ戦が5月16日、豊中ローズ球場で行われた。勝てばリーグ3位が決まる最終戦。阪大との3回戦を迎えた神戸大は4-0で快勝した。先発登板した斉藤(発達・3年)は無安打試合を達成し、さらに春季リーグ敢闘賞を受賞。神戸大は3位で全日程を終えた。【5月16日 神戸大NEWS NET=UNN】
中村監督が「うちのエース中のエース」と絶賛する先発齋藤は、阪大打線を完全に封じ込める。だが一方の打線は安打を得点に結びつけられず、0-0のまま4回を終える。
均衡が破れたのは5回裏、神戸大は四球に安打を絡め一死二、三塁とし、1番藤田晋太郎がレフトへ犠牲フライを打ち上げ先制。6回にも一死二塁から下濱、成田、川嶋の3連打で一挙3点を入れ、試合を決定づけた。
齋藤は4回、先頭打者に四球を許したものの、その後は終止安定した投球を見せ、最後まで安打を許さず無安打試合を達成。神戸大はリーグ戦をを最高の形で締めくくった。
試合後、齋藤は「8、9回くらいから記録を意識した。初めてだったので嬉しい」と記録達成にも落ち着いた様子。今後の目標について「私立(大学)から勝ち点を奪える投手になり、神宮を目指したい」と気持ちを新たにした。
神戸大は今季、選手の故障に苦しんだ。リーグ3位という順位について「試合に出られる人数が限られる中、よくがんばった」と中村監督。成田主将(文・4年)は「控え選手が活躍する機会が増えたので、いい意味で(チーム)全体の底上げができた」と話す。スター選手はいないが、「全員野球」を掲げリーグ戦に臨んだ神戸大。「私立(奈産大、阪南大)との力の差は、それほどない。秋は、質・量ともに充実させて神宮を狙いたい」(成田主将)と早くも次のリーグを見据える。(記者=森田篤、塚本京平)
●近畿学生野球春季リーグ第5節3回戦(5月16日、大阪・豊中ローズ球場)
阪大 000 000 000=0
神戸大 000 013 00x=4
【阪大】●山口、渡部、大久保-高法田
【神戸大】○齋藤-余田
●近畿学生野球春季リーグ最終順位
1位 阪南大
2位 奈産大
3位 神戸大
4位 阪大
5位 奈良大
6位 和歌山大
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