神戸大学学友船が7月25日、天神祭の船渡御に参加した。事前に応募した一般客200人が乗船。4000発の花火が夜空を彩る中、約3時間の船旅を楽しんだ。【7月25日 神戸大NEWS NET=UNN】
当日は天候に恵まれて絶好の祭り日和となった。神戸大が船渡御に参加するのは今年で4回目。他大学では、関大と追手門学院大が初めて出船。2回目の参加となる阪大は出航前、神戸大とエール交換を行った。神戸大の野上学長と阪大の宮原総長が、大学間の連携を深めることを誓い「関西の大学が協力して東京(の大学間ネットワーク)に勝とう」と宣言した。船渡御での大学間交流は今回が初めて。
出航までの間芸人によるトークショーが行われ、船内に笑いの声があがっていた。
学友船は午後6時30分頃に出航し、大川の飛翔橋から京阪天満橋駅付近に至る航路を約3時間で往復した。今年は約100隻の船が参加し、船がすれ違うたびに大阪じめと呼ばれる天神祭独特の手打ちを交わした。乗船客は「初めて天神祭を訪れた。(祭り)全体をゆっくり見れてよかった。楽しかった」と笑顔で話した。
学友船には海事科学部の学生も補佐として乗船していた。航行中に学旗を見守る同学部4年の男子学生は「この船に乗るのは初めてで、とても楽しみにしていた。神戸大の旗を持つことに責任を感じる」と緊張した面持ちで話した。川岸から花火が打ち上がると船内から歓声が沸いた。乗客は、夜空に次々とのぼる花火を見上げていた。船上での取材に野上学長は「今後も関西の大学が個性を発揮して連携を深めていきたい。神戸大生の特徴は前向き、チャレンジ精神があること。新しいものに挑戦していってほしい」と期待をよせた。神戸大の眞山理事は「神戸大の船の皆さんと(祭りを)一緒にお祝いできることを非常にうれしく思う」と話した。
【写真左】花火を見上げる乗客ら。(7月25日・神戸大学友船上で 撮影=上村絵里)
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