大会を振り返って 漕艇部クルーより

Photo 埼玉県の戸田ボートコースで10月20日から22日にかけて全日本新人選手権大会が行われ、神戸大は舵手つきフォア部門で史上初の4位入賞を果たした。大会後、漕艇部からクルーのレース後記が届いた。【10月26日 神戸大NEWS NET=UNN】

 ●COX中尾のレース後記
 全日本新人選手権の舵手付き4+で優勝することを目標にこのクルーは結成されました。最初は4人がバラバラの漕ぎをしており、なかなか思うようにいかない日が続きました。それでも1回の練習で20km以上を漕いで、イメージのすり合わせと体力アップを図ってきました。また合宿にいくことで自分たちがスタートとラストスパートに弱いという課題点を明確にして集中的に練習に取り組んできました。とにかく2回生5人が言いたいことを言い合い、妥協を許さないように練習し続けてきました。
 予選の日。このクルーに思い入れが強い分、今までの試合ではなかったほどの緊張感がありました。そしてスタート。課題点であったスタートは試合までに自分たちの強みになるほどまでに仕上げてきました。スタートで1艇身飛び出し、途中他のクルーに詰められはしたものの、ラストスパートでさらに突き放して1着でゴール。優勝を目指しているんだから予選なんて余裕だろうくらいの気持ちでいかなければいけないのですが、思わず全員大きくガッツポーズしてしまいました。
 そして準決勝。スタートで飛び出すも、なかなか相手も離れていかない。ラストスパートで隣の東京工業大学に詰められる。ラスト50Mからはとにかく足けりの連続。0.3秒差でなんとか逃げ切った。しかし、ここで力を使い果たしてしまったのかもしれません。
 決勝はスタートで出るものの、中盤はどんどん2クルーに離されていってしまい、最後は一橋大学との3位をかけた一騎打ちになりました。お互いにラストスパートを掛け合いました。ぼくらはラスト500Mからあげていった。それでもあと0.2秒届かなかった。全員言葉がなかった。でも悔しさだけではなく、多くのことを学ぶことができました。そしてなによりもこの5人でやってこれたことがなによりも楽しかったです。最後に、まわりで支えて下さった多くの人たちに感謝しています。ありがとうございました。(提供=神戸大漕艇部)

COX:ボートレースの舵取りのこと。舵手。(広辞苑より抜粋)


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