第17回ラクロス全日本選手権大会1回戦が12月9日、舞洲運動広場球技場で行われた。関西学生男子2位の神戸大はクラブリーグ1位のVALENTIAと対戦。1-26で完敗を喫した。【12月9日 神戸大学NEWS NET=UNN】?
「強かったです」。試合を終えた福原主将の口からは真っ先にその言葉が飛び出した。「パス回しが速くてライドにしても圧倒された」。
試合開始直後から、相手の素早い攻撃に神戸大守備陣は浮足立った。前半だけで14点を献上。シュートを打つことさえできなかった。
だが、後半に入ると一転。徐々に本来の超攻撃型ラクロスを展開し始める。ターンオーバーからの速攻では得点には結びつかないものの、相手ゴールを脅かす攻撃が増えた。第3Q終了間際にはAT中島のシュートがゴールネットに突き刺さり、待望の1点を奪取する。このプレーに神戸大だけでなく会場全体が沸いた。しかし、相手はクラブリーグを1位で通過した日本一のチームだ。神戸大の得点はその1点どまり。第4Qにも着実に点を追加され、神戸大は1-26で完敗した。
福原主将は「どんなことをしても負けていたと思う。向こうにうちらが理想とするラクロスをされた。お手本を見させていただきました」と脱帽。「運があってリーグ戦3位で滑り込み、関学にも勝つことができた。奇跡を起こすチームだった」と今年を振り返った。4年生の福原主将はこの試合で現役を引退することとなる。最後に、「この経験を生かし、来年は関西制覇をしてほしい」と後輩らに夢を託した。
●第17回ラクロス全日本選手権大会第1回戦(12月9日・舞洲運動広場球技場)
神 戸 大 0 0 1 0=1
VALENTIA 6 8 6 6=26
【神戸大】中島
【VALENTIA】相澤6、平野5、島袋3、村松3、小林、須藤、末木、大林、小林、村井、長田、畠山、高橋
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