阪大豊中キャンパスで3月13日の午後5時半頃、放火とみられる不審火が3件相次ぐ事件が発生。火は出火後すぐに消し止められ、けが人はなかった。水泳部の部室では窓ガラスが角材によって割られ、侵入の形跡も見られた。【3月14日 大阪大学POST=UNN】
最初に火の手の報告があったのは、キャンパスの奥まった場所にある水泳部の部室で、近所の住人が発見し通報した。その数分後、そこから数十メートルの距離のゴミ集積所、また、水泳部部室からは数百メートル離れたボランティアサークルの部室で立て続けに不審火があった。
部室では備品や個人の所有物が燃えるなど物品の損失があり、部員たちもショックを隠せない。事件発生から翌日、最初に出火が確認された水泳部の部室では、部員たちによる後片付けが行われていたが、その表情は複雑だ。3月、4月は新入生勧誘活動で部が総力をあげてまとまりたい時期でもあり「犯人には憤りを感じる」と水泳部部員は語る。
現在、大学側は状況確認に奔走している。水泳部とボランティアサークルに被害状況の報告を求めるのと同時に、今後の対策についての議論も行われているが、具体的な策は現時点では打ち出されていないという。学生生活課の職員は、被害のあった部やサークルに対して「まことに気の毒だ」と話し、今後、大学側も積極的に復旧や保障を行っていく姿勢であることを表した。?
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