特定非営利法人「国際レスキューシステム研究機構」は、阪神大震災の犠牲になった神戸大生の竸基弘さんにちなんで、レスキューシステムの研究開発に顕著な貢献のあった若手研究者を表彰する「竸基弘(きそいもとひろ)賞」の基金を募り始めた。【5月10日 神戸大NEWS NET=UNN】
竸基弘さんは、当時自然科学研究科博士前期課程1年生。阪神淡路大震災で倒壊したアパートの下敷きになり23歳の若さで亡くなった。研究室では、視覚と力学を融合したロボットによる知的マニピュレーションについての研究をしていた。(震災1年追悼手記 http://home.kobe-u.com/top/newsnet/sinsai/tokusyu/tuit_top.htm、震災5年追悼手記 http://www.unn-news.com/sinsai/tokusyu2000/)
特定非営利法人「国際レスキューシステム研究機構」では、レスキューシステムの研究開発に顕著な貢献のあった40歳未満の若手の研究者を表彰し研究開発を奨励することを目的とした賞として、竸さんにちなんで震災10年の今年1月17日に「竸基弘賞」を創設した。 9月末日まで授賞対象となる研究を公募し、選考委員会を経て「竸基弘学術業績賞」と「竸基弘技術業績賞」の受賞者を決定、毎年1月17日ごろに神戸で表彰式を行う予定。
すでに4月から表彰活動のための基金を寄付により募っている。
寄付の要領は、個人は1口1000円(5口以上)、法人1口1万円。郵便口座00290-0-61912、口座名称「NPO法人国際レスキューシステム研究機構」。問い合わせは、044-329-1356またはaward@rescuesystem.orgまで。詳細はhttp://www.rescuesystem.org/参照。
【写真下】募金のパンフレット。
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