第32回硬式野球神京戦が18日、京大の吉田グラウンドで行われた。神戸大は京大に10-0で快勝。連敗を3で止め、対戦成績を15勝16敗1分とした。【6月18日 神戸大NEWSNET=UNN】?
試合は全体を通じ、神戸大ペースで進んだ。一回表、二死無走から3番永田が右翼線を抜ける二塁打を放った。得点には結びつかなかったものの、京大先発濱田の立ち上がりを攻める。そして三回、二死三塁から2番井上が左中間を破る二塁打。1点を先制した。六回には京大中継ぎ陣に対し、二死満塁から6番余田が左中間を破る二塁打で走者一掃。その後も八回に2点、九回に4点と順調に加点。点差を引き離した。打線の援護に先発中村も応えた。二つの四球で七回に一死満塁となるも、代打勝田を併殺打に抑え危機を脱した。ピンチらしいピンチはこの1回だけで、相手打線を単発4安打に抑え、八回を完封。九回に登板した小野も三者凡退で打ち取り、試合を締めくくった。
小野太資主将(発達・4)は「今日は打つ方も守る方も両立できた」と試合を振り返る。リーグ戦を通じ、打線が成長したことも勝因だと分析し、「7回を終えてからは落ち着いて試合ができた」とコメント。連敗を脱出し、秋季リーグに向けて弾みをつけた。
中村総監督も「リーグ戦で力をつけた上で試合に臨めたことがチームの勝因だった 」と話した。選手には練習のときに「京大に勝てば関西の国立で一番になれる」と指導し続けたという。八回を投げきった中村投手に対しては「授業で練習に参加できない日もあったが今回はよく頑張ってくれた。フォアボールもなく投げきれたのが大きい」とねぎらった。
「快勝でしたね」と笑顔で話したのは応援団の中田安俊団長。入部以来、神京戦の応援を続けていたが、今年まで勝利を味わったことがなかった。「『自分たちの応援に何が足りなかったんだろう』とずっと考えてきた。最後に勝ちが決まって良かった」と野球部の勝利を喜んだ。「(今後も)応援して勝利する感動を下の世代に伝えていきたい」と抱負を述べた。(記者=森田篤、武井礼美)
●第32回硬式野球神京戦(6月18日・吉田グラウンド)
神戸大 001 003 024=10
京大 000 000 000=0
【神戸大】○中村、小野-余田
【京大】●濱田、江藤、安保、尾藤、天満-吉村
【写真中】6回ニ死満塁から6番余田が左中間を破る二塁打を放ち、一挙3点を追加。中村とバッテリーを組んだ余田は優秀選手に認定される。(6月18日・京大吉田グラウンドで 撮影=武井礼美)
【写真下】試合後の野球部集合写真。(6月18日・京大吉田グラウンドで 撮影=武井礼美)
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