大学教員の勤務実態を調査 文科省

 文科省の勤務実態のアンケート調査により、国立大の教員が研究に費やす時間が私大の教員よりも年間400時間長いが、一方で教育に割く時間は100時間短いということがわかった。【1月18日 UNN】

 この調査は2002年11月、全国の大学や高等専門学校などの教員約17万人のうち、無作為に2万人余を選び、質問用紙を送付し、昨年3月までに回答があった約1万1000人分を分析した。
 勤務時間は年平均2793時間。国立大では研究に1515時間、教育に609時間を費やしており、合わせて2985時間。私大は研究に1124時間、教育に706時間を費やしており、合わせて2631時間だったことがわかった。自然科学系は人文・社会系より勤務時間が長くなっている。
 出勤日数は年間平均約250日だったが、学外で仕事をする日が年間平均約53日に上った。全く仕事をしない日は、国公私大とも約60日で、ほぼ週休1日という結果だった。

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