統合後初の学園祭となる神戸大海事科学部の「深江祭」が5月22、23日の2日間、深江キャンパスで開催された。六甲祭実行委も運営に関わり、地元中学や六甲キャンパスからの参加団体があって、より開かれた学園祭になった。【5月23日 神戸大NEWS NET】
統合前の神戸商船大時代は「開学祭」という名称で50年間続いてきたが、主に寮生しか参加していないというのが現状だった。今年は「変針」というテーマを掲げ、学園祭をより開かれたものにしようということになった。
地元からは琉球舞踊と本庄中学吹奏楽部、神戸大からはFreeBeat(音楽サークル)、Ghanna Ghannna(アカペラサークル)、JETTER(ダンスサークル)などがステージ出演。運営には、六甲祭実行委員会も関わっている。
またゲストとして、笑い飯、シャンプーハット、ビッキーズら3組のお笑いコンビが参加し、会場が沸いた。
海事科学部ならではのイベントも目白押し。実習船の深江丸やクライナーベルグ(ヨット)の体験乗船、カッターの試乗会、CGによる仮想体験航海など、他大学には見られない内容ばかりだ。深江丸に乗船した地元の女性は「波も静かで良かった。とても貴重な体験ができた。法人化に伴い予算が減るそうだが、来年もぜひやって欲しい」と話した。
実行委員長の小田啓史さん(海事・3年)は、「近隣の方や(寮生以外の)在学生の参加もあり、この2日間は自分たちが目指していたものに近付いた。ライブにも多くの人が集まってくれて嬉しい」と満足そう。「神戸商船大と神戸大の合併などにより、準備が迅速にできなかった。来年はもっと出店を増やし、さらに地域との繋がりを深めていきたい」と課題も。
飛躍に向けて、海事科学部「深江祭」は大きく舵を切った。
【写真下】六甲祭でもおなじみの、アカペラサークル「ガーナガーナ」によるステージ(5月23日・海事科学部で 撮影=武井礼美)
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