6月9日の共同通信が伝えたところによると、富山県の北アルプス大日岳(2、501メートル)で2000年3月5日、当時の文部省(現文部科学省)主催の研修登山中に雪庇(せっぴ)が崩落し、学生2人が死亡した事故で、富山地検は9日、業務上過失致死容疑で書類送検されていた当時の引率講師2人を嫌疑不十分で不起訴処分にした。【6月9日 UNN】 また6月9日の朝日新聞によると、地検は「崩落した雪庇(せっぴ)は予想以上に大きく、安全確認は登山の常識にかなっていた」としている。 この事故は2000年3月5日、大学山岳部リーダー冬山研修会で発生。大日岳の山頂付近で講師や大学生などが休憩中に乗っていた雪庇が崩れ落ち、11人が転落。当時東京都立大2年の内藤三恭司さんと神戸大2年の溝上国秀さんが死亡した。 また6月8日の共同通信によると、富山地検が不起訴処分となることを、同日遺族に伝えたとしている。《主な関連記事》 ワンゲル部員、立山連峰で遭難 行方不明~2000年3月5日 1960年代、相次ぐ大学山岳部遭難で設置 文部省登山研修所~2000年3月6日 「わずか3メートル」で明暗分かれる 脱出した学生証言~2000年3月7日 溝上さんと家族が確認 大日岳遭難から4か月~2000年7月12日 溝上さん発見から1ヶ月 仲間と歩いた6年~2000年8月11日 10万人の署名提出へ 大日岳事故の遺族ら~2004年3月2日
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2024/3/26
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