大学病院や医学部の医師による名義貸し問題で、神戸大医学部の大学院生38人が常勤していない医療機関に名義を貸し、うち7人は勤務実体が全くなかったことが、読売新聞の情報公開請求に対して学内の調査委員会が公開した内部文書でわかった。【7月24日 UNN】?
7月24日付読売新聞夕刊が伝えたところによると、公開したのは「名義貸しに関する調査委員会」(神大病院長補佐・丸尾猛委員長)。昨年9月、文科省が行った実態調査に「名義貸し」していたと申告した大学院生38人を個別に面談してまとめた。
公開文書によると、勤務実体が全くないのに、常勤医になっていたのは7人。非常勤なのに常勤医となっていたのは31人。38人は2000年1月から昨年10月下旬にかけて神戸市内などの約20の医療機関に最長3年間、最短で2ヶ月間、名義を貸していた。加入要件が、社会保険法に基づく常勤者である健康保険にも、全員が不正加入していた。
兵庫社会保険事務所は、この間、健康保険証を使って受信した大学院生に対し、当時の国保負担額との差額の返還を求める方針。
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