大阪・天神祭が7月25日に行なわれ、船渡御(ふなとぎょ)に神戸大学学友会が奏拝船「神戸大学学友船」を出船した。【7月25日 神戸大NEWS NET=UNN】
出船は昨年に引き続き2度目。鈴木正幸副学長や西田修身・海事科学部学長をはじめとした大学関係者や卒業生など約150人を乗せ、午後7時ごろに出発。司会進行はタレントの田渕岩夫さん。伝承料理研究家の奥村彪生さんの特製弁当がふるまわれたり、お笑い芸人の漫才、じゃんけん大会といったイベントが盛り沢山。御伽衆と呼ばれるボランティア女性による天神祭の歴史についての説明に、乗船客は熱心に耳を傾けていた。
空が暗くなりかけた頃から花火が始まった。他の船も花火を見えやすいところに止まろうとするうえ、今年は潮が高く、たびたび船が進まなくなる場面も。しかし最後の連発のとき、神戸大学学友船は花火のちょうど真下あたりの位置に。観客は夜空を彩る花火に見入っていた。
今年初めて乗船したという女性は「色々イベントがあって楽しめた。また機会があれば乗りたい」とコメント。
鈴木副学長は「(2回目だということもあり)去年より盛り上がったのでは。卒業生と出会えるいろんな機会を作って欲しい。大阪だけじゃなくて神戸、東京でもやってもらいたい。来年もやるなら、ぜひまた参加したい」。
今回の事業を請け負った神戸学術事業会の段野治雄さんは「少し遅めの出航となったが、花火の一番良いところをを見てもらえて、心配が吹き飛んだ」。また乗船客の4分の1は大学幹部や卒業者、残りはその知人だったという。段野さんは「船を中心として交流の輪が広がっている」と見ている。
神戸大学学友船は、海事科学部や同窓会など、大学関連の様々な人と人とを結ぶ役割を果たしたようだ。
【写真中】行き交う船と大阪締めを行う。(いずれも7月25日夜・大阪市内の大川で 撮影=中島仁志)
【写真下】船上では弁当をつつきながら祭りを楽しんだ。(撮影=小林沙由香)
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。