落語研究会による第39回六甲寄席が11月20日、神戸市中央区のシーガルホールで上演された。観客は学生以外にも子供から大人まで300人ほどが席を埋め、部員らの落語や大喜利が披露されること約2時間30分。会場は終始笑い声が絶えなかった。【11月20日 神戸大NEWS NET=UNN】
六甲寄席は、同研究会の3年生幹部らにとっては現役最後の舞台。今回はその3年生3人と、2年生1人が落語を披露した。先陣を切ったのは2年生のみなと家そるとさん。食い真似の演技が笑いを誘った落語「時うどん」で客席を引きつけると、二番手のみなと家ぺりいさん(工・3年)も後輩に負けじと熱演。変わり者の弔問客が登場する「くやみ」で大きな拍手を受けた。
後半の落語は、「宮戸川」の拡益亭枕貴さん(経済・3年)、「くっしゃみ講釈」の甲家鬼久さん(経済・3年)と続き、1~2年生ら9人による大喜利も大盛況。客席から募ったお題に即席でオチをつける大喜利に、会場も和気あいあいと盛り上がっていた。
「命を惜しまず、この舞台で燃え尽きてしまおうと思ってました」と話すのは、大トリを務めた現会長の鬼久さん。閉演後は、いつもと変わらず来場者に熱心に感謝を告げて回った。「今までの大学生活は、落研とご飯と寝ることだけ。やっとこれから普通の大学生に戻ります」と笑いつつも、最後にはやはり慇懃に一礼。「ありがとうございます」と、ていねいに観客を送り出していた。
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