20の国立大を10に再編する「改正国立学校設置法」が、4月16日の参議院本会議において成立した。文科省の進める、国立大の再編・統合の一環。統合後は現在97校の国立大が87校となる。【4月16日 UNN】
大学間の連携や連合は、大学同士が独立を保ちながら、共同研究や学生の単位互換、事務部門の共同化などを実現するのが目的。
文科省は国立大学の教育、研究の体制強化のため国立大の再編統合を進めており、今年10月に、神戸大と神船大を統合して神戸大にするほか、東京商船大と東京水産大を統合して「東京海洋大学」を新設したり、九州芸術工大を九大に統合するなど、20の国立大学を10に再編することになっている。
大学の再編・統合をめぐり、昨年10月に山梨大と山梨医科大、筑波大と図書館情報大が初統合し、今回の10組のほかに、複数の大学が統合を協議中。また教員養成大学・学部同士の再編への話し合いや、幅広い連携の取り組みも続いている。
京大や北大などに併設されている4つの医療技術短期大学部を平成18年度いっぱいで廃止することになっている。
今後の統合に向けた協議を続けているグループには、滋賀大と京都教育大など4大学での統合も含まれており、これ以外の大学でも、統合の可能性が検討されている。
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