春季関西学生女子タッチフットボールリーグ1回戦が4月26日、聖和大グラウンドで行われ、神戸大は関学と対戦した。神戸大は序盤から終始関学に先行を許し、12-38で敗戦。2年連続のシュガーボウル出場の夢は途絶えた。【4月26日 神戸大学NEWS NET=UNN】
シュガーボウル(全国大会)への道は1回戦であっけなく途切れた。第1Q2分に関学QB小林からWR小林へのTDパスで先制されると、TFPも決められ0-7とリードを許す。神戸大もS吉村のインターセプトリターンTDを奪い6-7と追い上げるが、その後が続かない。DF陣が安定せず、第2Q開始早々に聖和大にTDを許し、さらに7分にもTDを奪われ19-6で前半を終える。
巻き返しを図った第3Q、LB池田がいきなりのキックオフリターンTDで得点を挙げる。これで流れを手繰り寄せたかに見えた神戸大だったが、その後は関学の鋭い出足の前になかなか突破口をつかめない。結局その後も3TDを許し12-38で敗戦。シュガーボウル出場はならず、喜びをあらわにする関学とは対照的に引き返す足取りは重かった。
「先日の練習試合では関学とは引き分け(12-12)だった」という今岡コーチ。この日の敗戦を「部員が多く、反復練習が足りなかった」と分析した。「(選手は)どれだけの力があるか分かったのでは。試合への取り組み方が悪かった」という同コーチの言葉がすべてを物語っていた。
秋季リーグでは学生4連覇中の神戸大ROOKSにとっては、まさかの1回戦敗退。春の全国大会への切符を逃し、ゼロからの再スタートとなる。悲願の王座返り咲きへ向け、まずは3位決定戦(5月5日)を制して秋季リーグへとつなげたい。
●2003春季関西学生タッチフットボールトーナメント(4月26日・聖和大グラウンド)
聖和大 7 0 0 13=20
武庫川女大 6 0 0 12=18
神戸大 6 0 6 0=12
関学大 7 12 6 13=38
◎【お詫びと訂正】記事中で、第1Qに「QB岸田のランでTDを奪い」とありましたが、正しくは「S吉村のインターセプトリターンTD」でした。また、第3Qの池田選手の得点が「インターセプトリターンTD」となっていましたが、正しくは「キックオフリターンTD」の誤りでした。皆様に深くお詫びするとともに、訂正します。(2003.5.1 編集部入力)
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