文部科学省は、昨年1年間の懲戒処分の状況を6月10日に公表した。このうち、セクハラを理由に処分されたのは前年比2人増の17人。【6月10日 UNN】
懲戒処分を受けたのは、国立大学や国立高等専門学校などの教職員の計102人。そのうちセクハラを理由に処分されたのは17人で、防止のための省内規程を設けた1999年以降、最多となった。
102人の内訳は、免職15人、停職21人、減給35人、戒告31人。また、371人が懲戒処分に至らない訓告や厳重注意処分を受けた。
このうち、セクハラでの免職は大学教授1人。複数の女子学生に対して体を触ったり、性的な関係を持ったりした。また停職は9人で、1年の停職となった短大助教授は、指導していた女子学生の名誉を傷つける事実無根の内容を第三者に話すなどした。
文科省は、「教官による学生へのセクハラが依然として多い」と話した。そのため、今まで以上に教官に啓発研修などの参加を徹底させるなどとしている。
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